M1チップ搭載のMacBook Airでブログの更新や動画編集などの作業をしています。
最近では自宅での作業が多くなってきたので、より快適に効率の良い作業を行うためにMacBookをクラムシェルモードにしデスクトップ化して使っています。
結論を言うと、MacBook単体で作業するよりも遥かに効率良く作業することができるので、自宅でMacBookを扱う機会が多い方はぜひ利用してみてください。
本記事では、MacBook Air/Proをクラムシェルモードでデスクトップ化するメリット・デメリットから、必要なモノまでを詳しく解説していきます。
クラムシェルモードとは
クラムシェルモードとは、MacBook Air/Proの内蔵ディスプレイを閉じて外付けのディスプレイやプロジェクターに接続しデスクトップ化して使うモードです。

「クラムシェル」は英語で「貝殻」を意味し、ノートPCのヒンジ部分で開けたり閉じたり貝殻のようにできることからそう呼ばれています。
MacBook Air/Proをクラムシェルモードするのに必要なものとあると便利な周辺機器

MacBookをクラムシェルモードで使用するには、必ず必要になってくる物やあると便利な周辺機器があります。
- 外部モニター
- マウス・トラックパッド
- 外部キーボード
- USBハブ・ドッキングステーション
- PCスタンド
- マウスパッド
- ケーブル類
実際に僕が使用しているものを参考にご紹介していきます。
外部モニター
外部モニターはクラムシェルモードでデスクトップ化する場合に必ず必要になってくるアイテムです。

モニターの種類はお好みの物で問題ありませんが、個人的におすすめのなのがウルトラワイドモニターです。
もともと24インチの外部モニターを2枚使用したデュアルタイプから、ウルトラワイドモニターに切り替えたのですが、使って感じたメリットが多くありました。
- モニターが2枚→1枚になりデスク上がスッキリする
- 横長のディスプレイなので動画編集がしやすい
- モニターとモニターの境目のベゼルがないので見やすい
- デュアルモニターよりも配線管理が楽
- 映画などを見ると迫力がある
僕が実際に使用しているのはLGの34インチウルトラワイドモニター「34WL750-B」です。
34インチの大画面でとても作業しやすく価格も安価な値段設定なので、ウルトラワイドモニターデビューの方におすすめです。

マウス・トラックパッド
外部モニター同様にマウスやトラックパッドも必要なアイテムの1つです。
安価な物からフラッグシップモデルまでさまざまあるので、こちらもお好きな物を使いましょう。
僕が使用しているマウスはLogicoolの「MX Master3」です。

とても有名で人気のマウスの1つですが、使ってみるとその理由がわかります。
- エルゴノミクスデザインで長時間の仕様でも疲れにくい
- 押しやすい配置にボタンがたくさんありカスタムできる
- USB-Cの急速充電で1分の充電で最大3時間使用できる
- 最大3台のPC・OS間のデータ移行が可能なFLOW機能が搭載
もともと同じLogicool製の1,000円ほどのマウスを長年使っていましたが、マジでもっと早く導入すればよかったと激しく後悔するほど作業の効率がグンとあがりました。
格安マウスから価格は10倍以上あがりましたがそれに見合った使い勝手の良さです。
「MacBookのトラックパッドに慣れてしまっている」という方は、外付けのトラックパッドも販売されているのでそちらが良いでしょう。

キーボード
クラムシェルモードではMacBookを閉じて使用するので、外付けキーボードも必須アイテムとなります。
MacBookとの打鍵感などを変えたくないという方は、純正のMagic keyboardがあります。

使用しているMacBookのスペースグレイと同じ色を購入して使っています。
スペースグレイだとテンキー付きになってしまったり、充電がLightningだったりと不満点はありますが、さすが純正品だけ合ってデザイン性はスタイリッシュで最高です。

気分を変えて作業をしたいときはメカニカルキーボードの「Keychron K2」を使ったりもしています。

購入時にバックライトやキースイッチ(赤・青・茶軸)を選んで自分好みにカスタマイズもできます。
キーストロークが深く、打っている感が欲しい人にはおすすめです。Windows/Macの両方に対応もしているので両使いの方なんかにも良いですね。

USBハブ
MacBookの映像を外部モニターに写すには、MacBookとモニターをHDMIケーブルで接続する必要があるため、USB-Cハブが必須です。

通常こういったUSB-Cハブは1万円弱するものも多い中、Ankerの「PowerExpand Direct 7-in-2」は5,000円代で購入できるのでコスパが高くおすすめです。
搭載されているポートもこれがあったらいいなと思うものが搭載されています。
- 多機能USB-Cポート(Thunderbolt3)
- USB-Aポート×2つ
- USB-Cポート(データ転送用)
- Micro SDカード
- SDカード
- HDMI
デザイン的にもMacBookと相性も良く、純正品かのような雰囲気でぴったりです。


ドッキングステーション
USB-Cハブは安価で手軽に持ち運べるメリットがある反面、外部モニターと接続するには毎回HDMIやTypeCケーブルに接続する必要があります。
外にMacBookを持ち出す機会が多い人は、自宅で使うたびに毎回ケーブル類のセットアップが必要になり少々面倒なので、そんな方にはドッキングステーションがおすすめです。

ドッキングステーションはクラムシェルモードのために造られたと言っても良いほど快適で、MacBookを持ち出してもTypeCケーブル1本挿すだけですぐにセットアップできます。
- ケーブル1本挿せばすぐにクラムシェルモードにできる
- インターフェースが豊富
- 有線LANケーブルも搭載
自宅でクラムシェルモードでの作業が多い方には特におすすめしたいアイテム。
少々値段が高いのがデメリットですが、セットアップ時間の短縮やデスク上に置いておけばすぐにインターフェースにアクセスすることができるので作業効率も上がります。
ドッキングステーションもいくつか種類があり、僕が使用しているのはBelkinの「Thunderbolt3 Dock Pro」です。

最大40Gbpsのデータ転送速度で、ノートPCへの充電が85Wで可能とMacBook Proでももちろん使用できる高性能なドッキングステーションです。
ケーブル類
MacBookと外部モニターを接続するためのケーブルに必要になってきます。
使用するモニターによっても異なりますが、映像を映し出すのにHDMIケーブルやTypeCケーブルが必要になってきますので、お使いのモニターの映像入力端子を確認しておきましょう。
PCスタンド
クラムシェルモードでデスクトップ化して使用する場合、MacBookのディスプレイは閉じて使用します。
そのためMacBookをそのままデスク上に置いておくとただスペースを取ってしまうだけになってしまいます。

そこであると便利なアイテムがPCスタンド。

- デスク上のスペースを確保できる
- MacBookの排熱効果もアップする
デスクが小さい方や、動画編集などの負荷がかかる作業をよくされる方に特にメリットが多いですね。

PCスタンドは安いものだと2,3千円台で購入できるのものあるので、お好みのモノを購入するので問題ありません。
マウスパッド
マウスパッドは必須アイテムではありませんが、個人的にマウスパッド派なのでご紹介しておきます。
使用しているデスクマットは「MIWAX THE Desk Mat」というPVCレザーマットです。

2,000円ほどで購入できるとは思えないほどの高級感溢れるマットでとても気に入っています。
- 腕を保護してくれるので長時間の作業も痛くなりづらい
- マウス操作などでデスクに傷がつかない
- ブツ撮り背景としても優秀
こマウスパッド1枚あると意外とメリットがあるんですよね。

特に僕が使用しているデスクマットは見た目がかなり良いので、当ブログのように商品紹介をしているブログを運営している方や、ヤフオクやメルカリなどに商品を出品されている方にはブツ撮り背景にも使えるのがおすすめです。

MacBook Air/Proをクラムシェルモードで使う設定・手順
MacBookをクラムシェルモードで使用する設定方法や手順を解説します。
クラムシェルモード時に使用する外付けマウスとキーボードをMacBookに接続します。
有線であればMacBookに接続。ワイヤレスであればBluetooth接続をします。
Bluetooth機器を使用する場合、別途設定する必要があります。

【システム環境設定】→【Bluetooth】→【詳細設定】から、「Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする」をチェックしておきましょう。
MacBookを電源アダプタ(モニターから充電できる場合はモニター)に接続します。
USBハブやドッキングステーションから外部モニターに接続し、映像を出力します。
外部モニターに映像が出力されるのを確認したらMacBookを閉じます。
これでクラムシェルモードの接続は完了です。
Bluetooth機器を使う場合はスリープ解除可能の設定をきちんとするように注意しましょう。そうしないと毎回いちいちMacBookを開けてスリープ解除する必要があります。(※デフォルトで既にオンだったかも)
1度設定してしまえば、次回からはMacBookを接続するだけでOKです。
MacBookの映像が外部モニターに出力されてからMacBookを閉じる。MacBookを外すときはスリープにしてから接続を外すというのがAppleが推奨している方法です。
【Applesupport】Macノートブックコンピュータの内蔵ディスプレイを閉じた状態で外付けのディスプレイを使う
クラムシェルモードのメリット
自宅ではほとんどクラムシェルモードで作業をしています。
これまでクラムシェルモードを利用し、デスクトップ化して使ってきて感じたメリットを解説します。
外部モニターで作業効率が上がる
個人的に1番のメリットは外部モニターを利用することで作業効率が上がることです。

MacBookは軽くてどこでも作業しやすいメリットがありますが、腰を据えて自宅で作業するならやはり大きいディスプレイのほうが圧倒的に快適です。
そしてMacBookではどうしても目線を低くして作業してはならない反面、外部モニターであれば目線も高く作業できるので、肩や首への負担がとても軽くなります。
作業効率の改善と身体への負担を減らせるのは、作業する時間がながければ長いほどメリットとして高いですね。
好きな周辺機器が使える
外付けマウスやキーボードなど、周辺機器をデザイン性や使い心地などでお好みのモノを使えるのもメリットです。

外部モニター同様、周辺機器もタイピングしやすい、握りやすいといった使いやすいモノを選べばそれだけ作業効率は上がりますしね。
個人的にはMacBookに合わせて周辺機器をグレー調や黒っぽいカラーに合わせて揃えることで、作業するたびにテンションをあげています。
デスク上がスッキリする

外部モニターを使い、MacBookをスタンドで立てて置くことにより、デスク上がとてもスッキリさせることができます。

広々としたワークスペースを確保することにより、気持ちにもゆとりが持てますし、ペーパーワークも手軽にできるのでとても快適です。
クラムシェルモードのデメリット
クラムシェルモードを使用するに当たり、デメリットに感じる部分もあります。
ただそこまで大きなデメリットではないかなーと個人的には感じます。
周辺機器の費用がかかる
クラムシェルモードはデスクトップ化して使用するので、周辺機器が必要になります。

外部モニターにマウスやキーボードなど必ず必要なものがあるので、揃えるための初期費用がどうしても発生してきます。
ですが、1度揃えてしまえば数年は使えるものばかりですし、デスクトップ化することで作業効率が格段にあがるので費用対効果は抜群です。
排熱効果が悪い
MacBookを閉じて使用することで、排熱効果が薄れてMacBookのパフォーマンスが落ちる可能性があるデメリットがあります。

M1チップが搭載されたMacBookを使用していることもあるかもしれませんが、クラムシェルモードで長時間の動画編集など負荷がかかる作業をよくおこなっていますが、パフォーマンスが落ちていると感じたこともないですし、これまでMacBook自体が故障してしまったということもありません。
クラムシェルモードはApple公式でも紹介しているセットアップ方法なので、クラムシェルが原因でハードが故障してしまうことはほぼないんじゃないでしょうか。
MacBook Pro/Airをクラムシェルモードでデスクトップ化する方法とメリットデメリットまとめ

MacBookをクラムシェルモードでデスクトップ化すると自宅で快適な作業を効率よくおこなうことができます。
きちんと必要なものさえ揃えれば設定方法は特に難しくもなくすぐに作業することができるので、ぜひクラムシェルモードで快適な作業環境を整えてみてください。



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