どうもアトム(ATOMS_blog)です。
普段使っているスマホなどのデバイス類は、毎日自宅や外出先などのどこかしらで充電する機会が多いかと思います。
コンセントがある場所であれば充電器、ない場所ならモバイルバッテリーという風に、充電する場所の環境に応じて充電機器を使い分けるのが通常ですが、コンセントがあってもなくても場所を選ばずひとつの機器で充電することができたら便利ですよね。
そこでおすすめなのが充電器とモバイルバッテリーが一体型となった、いわゆる「コンセント一体型モバイルバッテリー」のハイブリッドモデルです。

1台で2役の機能が搭載されたコンセント付きモバイルバッテリーはメリットも多く便利ですが、選び方のポイントや機器の性能を理解しておかないと自分の用途に合わずに後悔することに。
そこで本記事では、ガジェットブロガーの僕がコンセント付きモバイルバッテリーの選び方からおすすめをランキング形式で5つ紹介していきます。
各コンセント付きモバイルバッテリーの性能や特徴なども比較しているのでぜひ参考にしてください。
すぐに気になるところを読む
コンセント一体型モバイルバッテリーのメリット
まずコンセント付きモバイルバッテリーは、通常の充電器やモバイルバッテリーを使用するのとは違い、どんなメリットがあるのか?そちらを解説していきます。
持ち物を減らせる
単純にこれまで外出時に充電器とモバイルバッテリーをそれぞれ持ち歩いていた人は、性能が一つにまとまったコンセント一体型モバイルバッテリーを持ち歩くことにより持ち物を2つから1つに減らすことができます。

最近の充電器なんかはかなりサイズが小さくなったとはいえ、やはり物理的に持ち歩く物の数を減らせるのは嬉しいですよね。
出かけるときにはなるべく持ち物を少なく、そして身軽に出かけたい派なので個人的にこのメリットはかなり大きいです。
モバイルバッテリーの充電忘れをなくせる
モバイルバッテリーを持ち歩いている人あるあるなのが、いざ使いたいときにモバイルバッテリー本体の充電を忘れていて充電できないということ。
充電できないモバイルバッテリーほど使えないものはない…。すごーくわかるんですが、自宅に帰ってモバイルバッテリーを充電しておこうと頭の片隅にもないんですよねー。
それを克服するのがこのコンセント一体型モバイルバッテリーなんですよ。

モバイルバッテリー本体への充電は忘れるけど日々使っているスマホなんかの充電忘れってあんまないじゃないですか?
なのでこのコンセント一体型モバイルバッテリーを普段の充電器としても使っていれば自動的にモバイルバッテリー自体への充電も完了しているということなんですよね。
なので普段からちょくちょくモバイルバッテリーの充電を忘れてしまうという方は、コンセント一体型モバイルバッテリーに切り替えて普段使いしておくことをおすすめします。
場所を選ばず充電できる
これは強い。かなり強みですね。
外出先でデバイスを充電したいときに店内だろうが外でだろうが「充電器とモバイルバッテリー」の両性能が搭載されているコンセント一体型モバイルバッテリーであればどこでも充電できます。

コンセントがあるカフェであれば充電器として使えばよいし、なければモバイルバッテリーとして使えば良い。これまじで最強。
コンセント一体型モバイルバッテリーのデメリット
コンセント一体型モバイルバッテリーのメリットを解説してきましたが、購入するにあたってデメリットも知っておきましょう。
やはり便利なだけではなく、使用していて「んーここがもう少しこうだったらな…」という部分もあるので解説していきます。
ノートPCは充電できないタイプが多い
デバイスを充電するには、その使用しているデバイスに応じて対応している電力(W数)で充電して上げる必要があります。
あまりにも対応している電力(W数)よりも少ない電力で充電してしまうと、充電にかなり時間がかかってしまったり、最悪充電できていないなんてことも。
現在コンセント一体型モバイルバッテリーは各メーカーから多くのタイプが販売されていますが、その多くがせいぜいスマホや小さなタブレットがギリギリ充電できる出力の物が多く、ノートPCを最適に充電できるものが少ないです。
なので、ノートPCやタブレットでゴリゴリ作業しながら充電したいという方には向かないタイプの物が多い現状です。
ただノートPCでも充電できるタイプも販売されているので、そういう方はそちらを選ぶのがおすすめです。
ノートPCもきちんと充電できるコンセント一体型モバイルバッテリーを見る>>
バッテリー容量が少ないタイプが多い
コンセント一体型モバイルバッテリーは、バッテリー容量が少ないタイプが多く5000mAh前後の物が主流です。
5000mAhだとスマホを1回充電できるぐらいなので、容量的にはそこまで大きくなく、スマホとタブレットを両方充電したいですとかノートPCを充電すると言うのは微妙な容量です。
コンセント一体型モバイルバッテリーを選ぶポイント
ここからはコンセント一体型モバイルバッテリーを購入する際にどんな物を選んだらいいか、選ぶべきポイントを解説していきます。
PSEマークが掲載されている安全なモノ
モバイルバッテリーは2019年2月よりPSEマーク(電気用品安全法)の掲載が必須になります。
有名な人気メーカーのタイプであればPSEの掲載をしていますが、格安中華メーカーの中にはPSEが記載されていない物も販売されていますので、購入する際は気をつけておくのがベストです。
【充電中の発火に注意!!】
— 横浜市消防局【公式】 (@YOKOHAMA_FIRE_B) September 29, 2021
コードレス掃除機などを充電中に非純正バッテリーから発火する火災が増加しています。バッテリーは安全性を満たす「PSEマーク」のついたものなどを選びましょう。https://t.co/l7ZIsykXrX#横浜市消防局 #火災予防
バッテリー内部の発火はこちら↓ pic.twitter.com/YMeX8YG5DK

PSEマークがないのは火災の原因にもなるのでマジで気をつけよう!
本体サイズ・バッテリー容量で選ぶ
持ち運びや充電の手軽さ、そして何をどのくらい充電するかによって選ぶ本体サイズやバッテリー容量も変わってきます。


- 容量は小さくていいから持ち運びを手軽にしたい
- ある程度大きさはあっても良いから容量が大きいものにしたい
など使う用途に合わせて購入しましょう。
充電ポート数・出力数で選ぶ
こちらもサイズや容量と同様に、どんなデバイスを充電するかや1台だけなのか複数端末なのかなどにもよって選ぶポート数や出力数が異なります。


急速充電対応のものだったらPD充電対応のUSB-Cポートが搭載されているタイプだったり、ノートPCも充電したいなら30W出力に対応したモノ、スマホとタブレットを同時充電したいなら2ポート搭載されているモノなどを選ぶようにしましょう。
コンセント一体型モバイルバッテリーのおすすめ5選
それでは実際に、コンセント一体型モバイルバッテリーのおすすめ5モデルをランキング形式で紹介していきます。
このランキングはあくまでも筆者である僕の使用用途でおすすめしている順位付けになるので、性能や特徴を確認しながらご自身の用途に合わせて選んでください。
※ひとつひとつの紹介を見るのが面倒な方は、下記に比較表を作っていますので、気になるモデルの名称をタップしていただくと該当箇所に飛んで確認ができます。
![]() ![]() SMARTCOBY Pro PLUG | ![]() ![]() 511 PowerBank | ![]() ![]() 733 Power Bank | ![]() ![]() IDMIX GaN | ![]() ![]() PowerCore Fusion 10000 | |
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ブランド | CIO | Anker | Anker | IDMIX | Anker |
タイプ | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 | ハイブリッド | ハイブリッド型 |
サイズ(縦×横×厚さ) | 7.5×7.5×2.5センチ | 3×11.3×3センチ | 11.1 × 6.3 × 3.1 センチ | 16.5×7.5×2.9センチ | 8×8×3.4センチ |
重さ | 265g | 174g | 320g | 467g | 276g |
バッテリー容量 | 10,000mAh | 5,000mAh | 10,000mAh | 20,000mAh | 9,700mAh |
搭載ポート数 | USB-C×1 USB-A×1 | USB-C×1 | USB-C×2 USB-A×1 | USB-C×1 USB-A×1 | USB-C×1 USB-A×1 |
USB-C出力 | 最大30W | 最大20W | 最大65W (最大30W) | 最大65W (最大30W) | 最大20W |
UCB-A出力 | 最大22.5W | ー | 最大22.5W | 最大22.5W | 最大12W |
販売価格 | 約6,578円 | 約4,990円 | 約14,990円 | 約7,990円 | 約5,990円 |
購入する | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
第1位:CIO SMARTCOBY Pro PLUG
個人的第1位はCIOが販売しているモデル「SMARTCOBY Pro PLUG」です。


SMARTCOBY Pro PLUGはサイズ、性能面のどちらに置いてもとてもバランスの取れたモデルと言えます。
- 2ポート搭載
- 最大30W出力に対応
- 10,000mAh
- ノートPCも充電できる
- パススルー充電に対応
USB-Cポートは最大30W出力なので、スマホはもちろんのこと愛機であるMacBook Airの充電も可能。


更には通常のモデルだと2台同時充電時には両ポートの出力値が調整されて最大出力が低くなってしまう中、SMARTCOBY Pro PLUGはUSB-Aとの同時充電時にも30W出力値は下がることなくUSB-A側の出力値が調整されます。


そのためスマホとMacBookを同時充電していても通常通りMacBookを充分に充電できる性能のまま使うことができるんです。
それでいてサイズ感はiPhone 13 Proのほぼ半分ほどの小型サイズ。


なるべく持ち物は身軽にしたいけど、外出にはMacBookも持ち運ぶというユーザーにまさに最適なモデルと言えるでしょう。


レビュー記事
CIO SMARTCOBY Pro PLUGのレビュー記事はこちら
第2位:Anker 511 PowerBank
Anker 511 PowerBankは、とにかくコンパクトサイズのコンセント一体型モバイルバッテリーを探している方に最適なモデルです。


スティック形状で持ち運びにうってつけ。
- 1ポートのみの搭載
- スティック形状で超コンパクト
- 最大20W出力に対応
- 5,000mAh
バッテリー容量は5,000mAhでと本記事で紹介するモデルの中で最も少ないですが、その分サイズも重量も1番コンパクトになるので持ち運び重視のコンセント一体型モバイルバッテリーをお探しの方はこれ1択と言えるでしょう。


ノートPCやタブレットは持ち運ばずに、スマホの充電メインで持ち運びたいという方におすすめのモデルです。


レビュー記事
Anker 511 PowerBankのレビュー記事はこちら
第3位:Anker 733 PowerBank
Anker 733 PowerBankは、Ankerの独自技術「GaNPrime」を搭載した超高出力で小型のコンセント付きのモバイルバッテリーです。
- 3ポート搭載
- 最大65W出力に対応(モバイルバッテリー時には最大30W)
- 10,000mAh
- ノートPCも充電できる
充電器として使用する場合はUSB-Cポートが最大65Wの高出力が可能なので、MacBook Proなどの充電に高出力が必要なノートPCも高速充電できちゃうんですよね。(モバイルバッテリー時には最大30Wに)
ポートもタイプCポートが2つにタイプAポートが3つの合計3ポート搭載しているので、PC、スマホ、イヤホンなどの3デバイスを同時充電することもできます。


これまで各社で販売されているハイブリッドモデルの中で最も高性能と呼べるスペックを搭載されていますが、その反面値段が約15,000円と高価格帯、サイズ感も大きく、モバイルバッテリー時には出力値が30Wに減ってしまうのはやや残念ですが、今回ご紹介している5つのモデルの中で最大出力地を誇り、高出力対応のノートPCユーザーに最適なモデルです。


第4位:IDMIX GaN
IDMIX GaNは、ハイブリッドモデルの中でもトップクラスのバッテリー容量を持つコンセント一体型モバイルバッテリーです。
- 2ポート搭載
- 最大65W出力(モバイルバッテリー時には30W)
- 20,000mAh
- ノートPCも充電できる
本記事で紹介しているモデルの中でも最大のバッテリー容量である20,000mAhを誇り、先程紹介したAnker 733 PowerBankと同様に最大65W出力なのでMacBook ProなどのハイスペックノートPCでも充電ができます。(モバイルバッテリー時には最大30W)


- iPhone(スマホ):約5回〜6回
- iPad(タブレット):約2回〜3回
- MacBook Air(ノートPC):約1回〜1.5回
ノートPCやスマホを始め、複数デバイスを持ち歩き充電される方はこの20,000mAhの大容量はとても使いやすいと言えます。
しかし、その反面本記事で紹介しているモデルの中でも最もサイズ感も重量も大きなモデルになるので持ち運びにはそこまで向いているとはいえません。


第5位:Anker Power Core Fusion 10000


最後に紹介するのは、Anker Power Core Fusion 10000。
その名の通り10,000mAhを大容量で、USB-CとAの2ポートが搭載されたモデルです。
- 2ポート搭載
- 最大20W出力
- 10,000mAh
前述した第2位と3位の511と733PowerBankの中間に位置付けするサイズや機能性となっています。


最大20W出力なのでスマホユーザー向けのハイブリッドモデルになり、正直言うと同メーカーの2つのモデルに比べて何か突出したサイズや性能面ではないため、可もなく不可もなくといった感じです。
個人的にはこちらを購入するのであれば、サイズ感はほぼ同じで最大出力値が30Wになった第1位の「SMARTCOBY Pro PLUG」が価格的はやや上がりますがおすすめです。
ただノートPCは充電せずに少しでも安く購入したいという方はこのPower Core Fusion 10000で良いと思いますね。


レビュー記事
Anker Power Core Fusion 10000のレビュー記事はこちら
コンセント一体型モバイルバッテリーのおすすめ5選まとめ
コンセント一体型モバイルバッテリーは「充電器」と「モバイルバッテリー」の機能を持ち合わせたハイブリッドモデル。
最後にもう一度比較表と目的に別におすすめモデルを振り返っておきます。
![]() ![]() SMARTCOBY Pro PLUG | ![]() ![]() 511 PowerBank | ![]() ![]() 733 Power Bank | ![]() ![]() IDMIX GaN | ![]() ![]() PowerCore Fusion 10000 | |
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ブランド | CIO | Anker | Anker | IDMIX | Anker |
タイプ | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 | ハイブリッド型 | ハイブリッド | ハイブリッド型 |
サイズ(縦×横×厚さ) | 7.5×7.5×2.5センチ | 3×11.3×3センチ | 11.1 × 6.3 × 3.1 センチ | 16.5×7.5×2.9センチ | 8×8×3.4センチ |
重さ | 265g | 174g | 320g | 467g | 276g |
バッテリー容量 | 10,000mAh | 5,000mAh | 10,000mAh | 20,000mAh | 9,700mAh |
搭載ポート数 | USB-C×1 USB-A×1 | USB-C×1 | USB-C×2 USB-A×1 | USB-C×1 USB-A×1 | USB-C×1 USB-A×1 |
USB-C出力 | 最大30W | 最大20W | 最大65W (最大30W) | 最大65W (最大30W) | 最大20W |
UCB-A出力 | 最大22.5W | ー | 最大22.5W | 最大22.5W | 最大12W |
販売価格 | 約6,578円 | 約4,990円 | 約14,990円 | 約7,990円 | 約5,990円 |
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- MacBook Airやスマホを充電したい→SMARTCOBY Pro PLUG
- スマホだけを充電したい→Anker 511 PowerBank
- MacBook Proや複数デバイスを充電したい→Anker 733 PowerBank
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